「鞆の浦」みなさんは聞いたことがあるでしょうか?
有名な作品でいえば「崖の上のポニョ」や「流星ワゴン」の舞台として、古くは「万葉集」にも記述がされています。
今日に到るまでなぜ鞆の浦はここまで人を引き付けるのでしょうか?

潮待ちの港、鞆の浦について調べてみました。

目次

まず鞆の浦って何?

鞆の浦を初めて知った方へ、鞆の浦は広島県の福山市鞆地区の沼隈半島南端にある港湾、その周辺海域のことを指します。現在では鞆港の港周辺の街並みも「鞆の浦」と呼ばれてますが、本来「鞆の浦」とは「鞆にある入り江」
という意味で本来は鞆港を中心とした海域のことなんですね。

明日から使える豆知識です。(使い所は探してください。)
なお沿岸部と沖の島々一帯は「鞆公園」として国の名勝および国立公園に指定されています。

鞆の浦の歴史

「吾妹子(わぎもこ)が見し鞆の浦のむろの木は常世にあれど見し人ぞなき」
「鞆の浦の礒のむろの木見むごとに相見し妹は忘らえめやも」
この二首は七百五十九年に編纂された万葉集から抜粋したもので飛鳥・奈良時代の歌人、大伴旅人によって鞆の浦について謳われています。この他にも万葉集には鞆の浦を詠んだ歌が八首も残されており数千年も前から謳われるほど惹かれるものがあったのでしょう。
現に江戸時代までに狭い町並みに由緒ある寺が19か寺・神社大小あわせ数十社も建ち並んでおり、その当時から今日まで途絶えることのない魅力があったと伺えます。

何が人を魅了するのか?

さて長々と前置きはこの辺りにして何が鞆の浦に人を引き寄せるのでしょうか?
第一に景色でしょう、この景色を抜きにして鞆の浦は語れないでしょう。

少し歩けば海が見え、磯の香りが風に乗りやってきます。自然を感じながら行う散歩は普段ではなかなか味わえません。
第二は現代まで残る昔の街並みでしょう。


どこかで見たことありそうな懐かしさを感じる風景、これもまたどこか人を引き付けるのでしょう。

第三の魅力は新鮮のな魚介類を楽しめるところでしょう。
鞆の浦では様々な魚介類が獲れます、鯛やアジ、エビやサヨリに太刀魚。その中でも鯛は特別で鯛網漁と呼ばれる漁法があります、そこで獲れた魚などはホテルや旅館などの宿泊施設で楽しめます、旅行に来た際には一泊してみるのもあり?

最後に

鞆の浦にはこの他にも語れないほどの魅力がたくさん、広島に旅行しに来た際に訪れて見てはいかがでしょうか?福山に住んでる方でも行き慣れた方でもまた新たな再発見があるかもしれません?

さすがにこれはアウトでしょ・・・?